マネージャーブログ

Oct 19, 2007

北海道が熱い!?

昨日、久しぶりの札幌出張。千歳空港の気温は7℃。さすがに北海道は寒いと思ったら、きょうは暖かいほうだという。確かに秋晴れのいい天気だった。そして夜の札幌は熱かった。
日本ハムファイターズがパリーグのクライマックスシリーズでロッテに6対2で勝ち、日本シリーズ出場を決めたからだ。繁華街では号外が配られた。
不況の続く北海道に昨年に続き大きな元気を与える日ハム人気は高まるばかりで、かつて多かった巨人ファンを凌いでいるようだ。

北海道で熱いのは、陸の日ハム人気ばかりではない。海も熱くなっているらしい。今年は、北のオホーツク海で南の海のマグロ、カツオ、マンボウなどが水揚げされるという。専門家によるとオホーツク海の水温が2℃ほど平年より上昇して、暖流系のプランクトンが発生するようになったとのことだ。
温暖化の影響がもうここまで来たかと恐ろしくなるとともに、北の海の幸が心配になった。

Oct 17, 2007

温暖化対策で商機拡大

きょうの日経朝刊1面トップ記事は、三菱重工が英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと発電所から出る大量のCO2を回収して油田に送り込み、原油を増産するプラントを開発し、事業化するというもの。CO2を1トン注入すると原油生産は4バレル増加するという。
そのほか、日揮が大阪ガスと自動車のクッションなどに使うポリウレタンの原料となる混合ガス製造工程に触媒反応を使ってCO2を大幅に削減する装置を開発したこと、旭化成が化学工場から回収したCO2を原料にして家電などに使う高機能樹脂ポリカーボネートを生産する技術を海外にライセンス供与することも紹介されている。

こうした産業界の大きな技術革新は、市民や行政の行う小さく地道な温暖化防止活動にも希望と活気を与える。
先進的にビジネスを展開する企業にとってみれば、温暖化は成長の歯止めというよりは、新たなニーズの発見、事業成長の機会である。低炭素社会に向けた積極的なビジネス展開に拍手をおくりたい。

Oct 06, 2007

同性愛爆弾

ノーベル賞のパロディー版ともいわれる「イグノーベル賞(Ig Nobel Awards)」において、日本の山本麻由さん(26)が牛のふんからバニラ香料を抽出する研究で化学賞を受賞したとのニュースがあった。このほか、バイアグラがハムスターの時差ぼけ解消に効果があるとの研究などで計10人が受賞したそうだ。
なかでも、面白かったのが、米空軍の研究所に贈られた「平和賞」。敵兵同士の性的感情を高め士気を低める化学兵器「同性愛爆弾」の開発だそうだ。その効果を想像すると、なんだか滑稽で楽しくなる。しかし、この爆弾の使用は戦場に限ってもらいたい。東京あたりで使用されると少子化にさらに拍車をかけそうだ。
ところで、化学兵器の開発は化学兵器禁止条約で禁止されているんじゃなかったっけ……。

本家のノーベル賞の発表も、10月8日から各賞が発表される。物理学賞の有力候補者に、「カーボンナノチューブ」を発見した日本の飯島澄男・名城大教授(68)や小柴昌俊・東大特別栄誉教授の後継者で、素粒子のニュートリノに質量があることを実験で見つけた戸塚洋二・東京大特別栄誉教授(65)の名があがっているようで、期待したい。

Oct 03, 2007

中央環状新宿線(山手トンネル)...

10月2日(火)、日本都市計画学会の見学会で今年12月開通予定の中央環状新宿線、愛称「山手(やまて)トンネル」を視察した。
首都圏中央連絡道路、東京外かく環状道路、首都高中央環状線のいわゆる首都圏3環状道路は、東京圏の交通渋滞を解消し、都市構造・機能の再生を担う道路として期待されている。

中央環状新宿線は中央環状線の一部を構成し、東京都目黒区青葉台四丁目と板橋区熊野町をつなぐ延長約11kmの大部分地下トンネル構造による道路である。この内首都高4号新宿線と同5号線池袋線間が、いよいよ年内に開通する。2年後の平成21年度には、3号渋谷線まで開通し、さらに平成25年度には湾岸道路にまで接続する中央環状品川線が開通予定。全長47kmの中央環状線がすべて完成することになる。
今回は、山手通り地下で工事が進む中央環状新宿線の東中野換気所と、高速3号渋谷線及び中央環状品川線とをつなげる大橋ジャンクションを視察した。

中央環状新宿線は、山手通りの地下約35メートルのトンネル構造。延長約11kmのうち、約7割をシールド工法、約3割を開削トンネル工法で施工されている。シールド工法とは、モグラのように地中を横に掘り進むことができる、直径約13m、重さ約3,000トンのシールドマシンで、トンネル堀りとトンネル壁構築を同時に行うもの。さらに、このシールドマシンは円筒の中央部分で曲がる構造になっており、曲線のトンネルも掘れるという世界最新の優れもの。このシールド工法の採用により、工期が大幅に短縮でき、コストも安く、周辺環境にもやさしい次世代トンネル建設ができたとしている。

シールド工法の部分の道路の天井は丸く、開削トンネル工法の部分の道路の天井はフラットなので、車で走っていてもわかるだろう。



東中野換気所で興味深かったのは、消音装置と低濃度脱硝設備。
消音装置は長さ2.5メートルの円筒がいくつも重ねられたような構造で、これで100デシベルの騒音が約50デシベルまで低減されるという。

低濃度脱硝設備は、まず電気集塵機で浮遊粒子状物質(SPM)を80%以上除去し、さらに低濃度脱硝装置で二酸化窒素(NO2)を90%以上除去する。ただし、電気集塵機のフィルターは毎日、低濃度脱硝装置も8〜10カ月に1度は交換・リサイクルが必要とのことで、排ガス対策コストはかなりかかるようだ。今後、排ガスのクリーンな自動車の普及が進むことによって、こうした排ガス対策コストの低減も期待されている。
高さ5mの吸気塔からトンネル内に取り入れられた空気は、高さ45mの換気(排気)塔から毎秒約10mの速さで地上約100メートルの高さまで吹き上げられて拡散することによって、沿道環境に与える影響はほとんどないと言われている。


大橋ジャンクションは、地下35メートルの中央環状線新宿線と地上35メートルの首都高3号渋谷線を、国立競技場とおなじくらいの巨大な2回転のループでつなぐ構造になっている。ループ部は覆蓋化し、屋上は緑化し、公園として整備される。また、地上27階と41階の再開発ビルと一体的な開発が計画されており、ジャンクションと一体となった街づくりの試みは首都高ではこれが初めてという。


いま、ETCによる首都高の距離別料金制へのシフトが話題になっているが、ETCの機能をうまく使えば、渋滞発生区間の料金を高め、交通量の少ない区間を低めに設定するロードプライシングができそうである。そうした柔軟なロードプライシング機能と組み合わせれば、中央環状線の渋滞解消機能は、より確実かつ効果的なものになると思うがどうだろう。

Oct 02, 2007

いろいろ始まった10月1日

緊急地震速報
震度5弱以上の強い揺れが予想された場合に気象庁が速報を出すサービスの開始。ちょうど1日未明に箱根など神奈川県西部で震度5強の地震が発生したが、残念ながら同サービス開始予定午前9時の6時間前だった。
もし、緊急地震速報サービスが開始されていたとしても、今回の場合は地震発生から3.9秒後の最初の予測計算が震度4だったので速報が見送られた。計算が何度も見直されて最終的に震度5弱程度と予測が出たのは32秒後で、揺れた後だったという。「減災」に役立つためには、多少のフライングも必要では。

民営郵政
郵政事業が民営化され、持ち株会社の「日本郵政」と、傘下の「郵便」「郵便局」「郵便貯金」「簡易保険」の4事業会社に分社化。たいして広くない郵便局に会社を隔てる間仕切りが作られたらしい。ゆうちょ銀行の端末の「顧客情報照会」機能にシステム障害が発生。これまでいらなかった印紙税が発生して送金手数料がアップ。新しい定額貯金など定期性預金や簡易保険の契約からは政府保証が外れる。全国1048局で集配業務の廃止、簡易郵便局の減少も進む。NGO、NPOの活動を支えたボランティア貯金も廃止。
小泉改革の目玉であり、前回の衆議院選挙の唯一の争点だった郵政民営化と、それによって当選した小泉チルドレン議員の今後の動向に注目したい。

福田首相所信表明
安倍前首相の突然の辞任で混乱、空白を作った国会審議が、福田新首相の所信表明で再開。
「重要な政策課題について、誠意をもって話し合いながら、国政を進めてまいりたい」「政治と行政に対する国民の不信を率直に受け止める」という福田首相の基本姿勢は評価したい。これまでは自民党・公明党連立政権の数の論理により、説明・議論不足、審議拒否と強行採決ばかりが目についたから。
「信頼できる社会保障制度の整備」「子育てを支える社会の実現」「いわゆる格差問題への対応」「これからの環境を考えた社会への転換」「平和を生み出す外交」などの方向性にも共感。「官僚の作文」との野党の批判もあるようだが、これらのフレーズの方向性は間違っていないと思う。ただ、中身のテロ特措法や年金の問題を考えると、自民党政権を一度クリアしたほうがわが国の将来のためという気はしないでもない。
安倍前首相やそのお友達のおかげで憲法を改正して再び軍拡をめざすというのが自民党の党是だということがわかってしまったいま(そうではないという自民党員がたくさんいらっしゃることを祈るが)、この国の政治を安心して託すわけにはいかない。自民党が平和・軍縮・不拡散をめざす党として生まれ変わらない限り、国民の本当の支持は得られないと思う。