マネージャーブログ
Dec 31, 2011
松の下のどじょうたち
どんぐりころころ どんぐりこ お池にはまって さあたいへんな日本。
どじょう内閣が出てきて こんにちは。
9月2日に誕生した野田内閣がスタートしてまだ4カ月だが、もう勘弁して欲しいという気持ちになっている。
TPPに始まって、武器輸出三原則の緩和、安易な福島の冷温停止宣言と原発再稼働への画策、国会議員と国家公務員の利権・給与を温存し、年金抜本改革を棚上げしての消費税増税議論、そして八ッ場ダム建設再開。
TPPは、米国主導のグローバル資本主義経済優先主義によって、農業をはじめ日本人の生活・労働・生産・文化の基盤を根底から破壊する危険を孕む。
武器輸出三原則の緩和は、戦後日本がまもってきた平和憲法と国際平和への願いを、これまた武器輸出関連産業による経済優先主義によって根底から破壊しようとするものである。
安易な福島原発事故の収束宣言や原発の再稼働は、国民の大多数が願う「脱原発、再生可能エネルギーへのシフト」の理想を踏みにじり、国民の生命・財産・生活を危険に晒すだけでなく、世界の原発や核拡散をめぐるリスクを高めるばかりである。
国会議員や公務員の報酬を温存し、年金抜本改革を先送りしたままの増税議論は、国家財政運営への信頼を地に落とすことになる。
そして八ッ場ダムは、環境調和型の雨水や地下水の有効活用の展開を阻み、水質的にも地盤的にも危険なダム建設を強行し、大規模人災の危険を高める、無駄と危険の再生産となる公共事業の象徴である。
これだけ国民に対する裏切り政策を推進する内閣の基本思想はどこからくるのか。腐敗した官僚か、財界か、労組か、武器商人か、ヤクザか。どうも、野田首相をはじめ、玄葉光一郎外相、長浜博行官房副長官、前原誠司政調会長、樽床伸二幹事長代行の出身塾である松下政経塾の影響も少なくないように思う。柳の下にどじょうはいないが、松の下にはたくさんいるようだ。米国の傀儡のように振舞うどじようたちの政策には、まるで自民党政権のときのような泥臭さは感じるが、新鮮さや透明性は感じられない。
これが松下幸之助氏自体の思想によるものなのか、それを受け継いだ人々の変節によるものか、松下やナショナルの名を捨てた、パナソニックというグローバリズム資本企業の思想の影響によるものなのかは、よくわからない。ただし、パナソニックと松下政経塾と政界との関係については注視せざるを得ない。パナソニックのような武器や軍事技術とは一見縁遠いと思われた企業の政経塾の出身者が武器輸出三原則の緩和に動くというのは、やはり危険な兆候である。
脱原発、脱ダム、脱米軍、脱グローバリズム、脱中央集権、脱格差社会、そんな方向にむけての新たな日本の歩みが来年こそしっかり始まりますように。