SLOWSMALLブログ http://blog.slowsmall.com/blog/ ja 松の下のどじょうたち http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000187/ どじょう内閣が出てきて こんにちは。

9月2日に誕生した野田内閣がスタートしてまだ4カ月だが、もう勘弁して欲しいという気持ちになっている。

TPPに始まって、武器輸出三原則の緩和、安易な福島の冷温停止宣言と原発再稼働への画策、国会議員と国家公務員の利権・給与を温存し、年金抜本改革を棚上げしての消費税増税議論、そして八ッ場ダム建設再開。

TPPは、米国主導のグローバル資本主義経済優先主義によって、農業をはじめ日本人の生活・労働・生産・文化の基盤を根底から破壊する危険を孕む。
武器輸出三原則の緩和は、戦後日本がまもってきた平和憲法と国際平和への願いを、これまた武器輸出関連産業による経済優先主義によって根底から破壊しようとするものである。
安易な福島原発事故の収束宣言や原発の再稼働は、国民の大多数が願う「脱原発、再生可能エネルギーへのシフト」の理想を踏みにじり、国民の生命・財産・生活を危険に晒すだけでなく、世界の原発や核拡散をめぐるリスクを高めるばかりである。
国会議員や公務員の報酬を温存し、年金抜本改革を先送りしたままの増税議論は、国家財政運営への信頼を地に落とすことになる。
そして八ッ場ダムは、環境調和型の雨水や地下水の有効活用の展開を阻み、水質的にも地盤的にも危険なダム建設を強行し、大規模人災の危険を高める、無駄と危険の再生産となる公共事業の象徴である。

これだけ国民に対する裏切り政策を推進する内閣の基本思想はどこからくるのか。腐敗した官僚か、財界か、労組か、武器商人か、ヤクザか。どうも、野田首相をはじめ、玄葉光一郎外相、長浜博行官房副長官、前原誠司政調会長、樽床伸二幹事長代行の出身塾である松下政経塾の影響も少なくないように思う。柳の下にどじょうはいないが、松の下にはたくさんいるようだ。米国の傀儡のように振舞うどじようたちの政策には、まるで自民党政権のときのような泥臭さは感じるが、新鮮さや透明性は感じられない。

これが松下幸之助氏自体の思想によるものなのか、それを受け継いだ人々の変節によるものか、松下やナショナルの名を捨てた、パナソニックというグローバリズム資本企業の思想の影響によるものなのかは、よくわからない。ただし、パナソニックと松下政経塾と政界との関係については注視せざるを得ない。パナソニックのような武器や軍事技術とは一見縁遠いと思われた企業の政経塾の出身者が武器輸出三原則の緩和に動くというのは、やはり危険な兆候である。

脱原発、脱ダム、脱米軍、脱グローバリズム、脱中央集権、脱格差社会、そんな方向にむけての新たな日本の歩みが来年こそしっかり始まりますように。
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2011-12-31T12:00:00+0900
被災地で泥かきボランティア http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000186/
金曜日の夜10時に東京タワーを出発し、翌朝石巻市に到着して作業し、その夜の10時に新宿解散という0泊2日の強行スケジュールだ。

毎週続けているようで、今回は第12期だという。5月まではいつも40名の定員を超えていて参加できなかったが、今回は17、8名と空いていた。

ちょうど3.11の東北地方太平洋沖地震から3ヵ月目。家族が申請すれば、行方不明者が死者に変わる日でもある。

私たちは現地で3班に分かれた。私は津波の被害を受けた湊中学校近くの民家の側溝の泥かきである。ほかの2班のひとつは、石巻市の旧市役所庁舎で「宝物さがし」という瓦礫の中から見つかった被災者の写真等を洗って乾かし整理する作業。もうひとつは、飯野川小学校でのこいのぼり祭りとキャンドルナイトの準備だという。この小学校には津波で全児童の8割が流された大川小学校の生き残り児童が通学している。


廃食油で走る天ぷらバス

さて、民家側溝の泥かきは午前中雨の降る中での作業だった。側溝にはヘドロが厚く溜まり、近くの水産物加工場から流れてきた魚の死骸がときどき混じって、悪臭を放つ。それをスコップでかき出し袋に入れて土嚢にして一輪車で裏の空き地に運ぶ。


かえって雨が降っていてよかった。午後になって晴れると、悪臭が増し、暑さで汗も噴出してくる。

2時過ぎには早々に作業を終え、旧市庁舎の宝物探し班と合流。
3.11に地震が発生した2時46分には全員で黙祷した。


その後、みごとに鯉のぼりがグランド中に飾られた飯野川班とも合流。
途中道の駅で着替えて、石巻市を後にした。


新宿には予定通り午後10時に到着、24時間だけ時間をともにした仲間たちとそのまま別れるのが惜しく、居酒屋で一杯。
みんな20代、30代の若者で、50代は私だけ。やはり身体は堪えたが、「また行きます」という若者に、少し明日の日本の希望を感じ、心地よかった。


瓦礫の撤去や処理だけでも1年はかかりそう
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2011-06-12T02:01:49+0900
鳩山さんこそペテン師になるな http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000185/ これで、管首相の下で3.11後の難局を乗り越える政治的な安定性が少しは増すかと期待していたが、事態はまたも期待はずれの方向に進んだ。

犯人は、管さんとトロイカ政権を組んでいた小沢さんと鳩山さん。
鳩山さんは菅さんの「大震災の対応に一定のめどがついた段階で辞任する」という辞任時期の発言をめぐって、国民には見えない陰でこそこそ交わそうとした確認文書を楯に「6月いっぱい」と理解していると自らの勝手な解釈で、菅さんをペテン師呼ばわりしている。

国民、いや世界の人々いのちがこれだけの危険にさらされているときに、首相のリーダーシップが国民や世界から望まれているときに、自らの党の代表をペテン師呼ばわりするとはなんということか。そこには、何の大義も理念もなく、自分を首相にしてくれた小沢さんに対する恩義のためだけにやっているようにも見える。

「いのちを守りたい」というあの昨年1月の施政方針演説は何だったのか。
鳩山さん、あなこそペテン師ではないか。

このままでは、国民の政権交代の期待に応えて誕生した民主党が、鳩山さんのおかげで、ペテン師集団としてその歴史を閉じることになる。


鳩山前首相へ

「いのちを、守りたい。」ではじまる歴史的な演説。「理念なき政治」を社会的大罪のひとつとしてあげたあの演説。私は国民のひとりとして、まだ憶えています。
あの施政方針演説の全文の掲載された新聞をまだ持っています。
私のふるさと北海道の代表として国会で活躍する政治家が、歴代首相にない高邁な理念を語られたことに誇りを感じていました。

しかし、米軍基地の移転問題では国民、とりわけ沖縄県民と社会民主党をみごとに裏切り、ペテン師の片鱗を見せました。このままでは、ペテン師のままあなたの政治生命が終わってしまいます。

どうぞ目をお覚ましください。前首相として、民主党員として、いまやるべきことは、あなたがいまやっていることではありません。


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2011-06-04T07:41:41+0900
浜岡原発停止の大英断 http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000184/
東海地震の震源域の真上にあり、活断層が何本も走ると言われる浜岡原発。ここがフクシマのような事故になれば、首都圏に放射性物質が降り注ぎ、東西の交通の大動脈は切断され、日本は壊滅的な危機に陥ることは容易に予想される。

やっと科学に基づいた判断、国民の安全安心の願いに基づいた判断が管首相によってなされた。よかった。まだ、菅さんは健在だ。信頼できる。

海江田経済産業大臣も頑張れ。日本経済の復活は、いかに脱原発、自立分散型再生可能エネルギーへのシフトを迅速に行うかにかかっている。日本の奇跡を世界が期待している。

核燃サイクルという科学の迷走から抜け出し、核燃料サイクル開発予算と高レベル放射性廃棄物の地層処分の予算を脱原発とフクシマの復興に有効活用すれば、再起は意外に容易かもしれない。

逆に言うと、高レベル放射性廃棄物の地層処分や脱原発、再生可能エネルギーへのシフトは石油のあるうちにやらないと困難になる。オイルピークはすでに過ぎていると言われている。特に高レベル放射性廃棄物の地層処分は100年以上かかる大事業とされる。われわれの世代の責任として早く着手すべきである。]]>
2011-05-06T10:59:37+0900
政府と原発にいま期待すること http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000183/
この原発事故による危機的な混乱期に期待することは、やはり情報公開の透明性だ。透明性に関しては、やはり小沢さんや自民党の面々より、管さんが上だろう。かの「薬害エイズ事件」で厚生省の秘密ファイルを見つけて公開したのは管さんだし、日本の行政に「アカウンタビリティ(説明責任)」という概念を持ち込み、植えつけた功績は大きい。

とにかく、いまは原子力推進の政治家、官僚、電力会社や関連産業、学者、そしてたぶん労働組合も含めた「原子力村」の不都合な情報隠しを阻止して、事実が国民に広く公開されることが重要だ。そうすれば、客観的な専門家の評価や判断も聞いて国民は自分の態度・行動を決めることができる。また、国際的な評価や判断も参考にできるし、それが日本の国際社会での信頼を保つために最も重要なことだ。

福島第一原発については、なぜ対処しないのかと素朴に疑問に思うことが3つある。

ひとつは、放射能汚染水の貯蔵タンクをなぜ早急に準備しないのかということ。海に安易に放水するというのは、国際社会からみるとやはり暴挙であり、沿岸住民の不安は計り知れない。

ふたつめは、ベント(放射能ガスの排出)にあたって、なぜそのガスの回収やフィルターでの放射性物質の回収を行わないのかということである。弁や排気口は特定されているのであろうから、いくらでもできるのではないかと思ってしまう。

三つめは、原子炉建屋の破壊されたところでは、せめて応急のテントでも被せて、放射性物質のガスの飛散を抑制してほしいということである。
今後放水するにしても、空冷ないしガス冷却をするにしても、テント内のほうが効率は、はるかによくなると思う。何より、心理的に安心感が出てくる。秋でもないのに原子力の焚き火はごめんである。もちろん、秋まで焚き火を続けるのも勘弁してほしいが、せめて応急措置としてのテントを被せられないのか。

こんな安全への素朴なニーズに日本の技術が応えられぬはずがあるまい。]]>
2011-04-20T05:56:52+0900
レベル7 http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000182/
これを受けてなのか、東京電力のテレビCMがやっと福島第一原発事故についてのお詫びを始めた。いままでは、停電のお詫びだけしか目に入らなかった。まさか、津波のせいでわれわれは悪くないと思っているのではなかろうと思うが。

一方、国は第一義的な責任は東電にあるという言い方をする。これもたぶん違う。原発を推進したのは経済産業省だし、自民党だし、その路線を民主党も引き継いだ。

まあいい、責任追及よりも、いまは当面の事故対応だ。
すでにメルトダウンと再臨界が起こっており、原子炉を冷やさないと、また水素爆発や水蒸気爆発のおそれがある。そこに震度6の余震が昨日から今日にかけて複数回襲ってきている。

今度大きな爆発があれば、この間溜め込まれた高濃度の放射能が一気に世界中にばら撒かれる。4つの原子炉が連続的に起きれば、チェルノブイリの比ではないだろう。なにしろ1000トン以上の使用済み燃料もある。
東京をはじめ首都圏にも大量の死の灰が降り注ぐ。

これだけ大きな余震が続けば、首都直下型地震、東海、東南海、南海地震を誘発する可能性もある。

そんなところにわれわれはいる。

たぶん多くの人は知っていた。いつか原発の大きな事故が起こることを。大きな地震が起こることを。ただそれが現実になっているだけ。
自然という神は、われわれ日本人を試すように次から次へと試練を与える。

神は乗り越えられる試練しか与えない。そんなドラマに出てくる台詞を信じたくなる。

都知事戦で勝った石原さんがまた原発推進を叫び、自民党や民主党もその路線を改めないなら、神はまだまだ試練を与えるだろう。私が神でもきっとそうする。



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2011-04-12T11:13:13+0900
東北地方太平洋沖地震 http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000181/
浦安市の自宅の周辺は液状化現象が起き、歩道がゆがみ、水や砂が噴出したことを物語る堆積物があった。
マンションは基礎で支えられて無事だったが、まわりは地盤沈下で30センチほど下がったところもあり、液状化のあとが見られた。
幸い電気は使える。しかし、水道がだめで、そのため火災の消火活動ができないということでガスの使用も禁止されている。
幸い家族は全員無事。
社員も昨日の時点で全員の安否確認ができた。

福島の原発が気になる。
今年度「循環型社会と原子力発電」ということで連続講座を開き、改めてその危険性に不安を深めていたが、シナリオにもない最悪の事態がいま現実のものとなりつつある。昨日午後水素爆発で建屋の天井や壁がふっとび、今朝の報道では、最後の手段で海水を格納容器に注入しているようだが、もうただ神に祈るばかりだ。

被災して命を失った方のご冥福をお祈りするとともに、けがをされた方、避難生活を強いられている方に心からお見舞い申し上げます。






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2011-03-13T09:33:37+0900
ソーシャルネットワーク http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000180/ facebookを作ったハーバード大学のマーク・ザッカーバーグは、高校時代からオタクのハッカーだったようだ。彼女に振られた腹いせにブログに彼女の悪口を書き、ハーバード中の寮の名簿をハッキングして、女子学生たちの写真を並べてランク付けするサイト“フェイスマッシュ”を立ち上げる。これがたった2時間で22,000アクセスに達し、学内の大問題となり、彼の名前はハーバード中に知れわたる。そのうわさを知った、ボート部の双子のエリート、ウィンクルボス兄弟は、学内男女のインターネット上の出会い系サイト“ハーバードコネクション”のプログラミングをマークに依頼。しかし、マークは無断でそのアイデアをfacebookとして立ち上げてしまう。費用を出資したのは、共同創業者&CFO、エドゥアルド・サベリン。しかし、19歳で“ナップスター”を作ったショーン・パーカーと出会って影響されたマークは、その開発費を乱痴気騒ぎに使ってしまう。facebookがベンチャーキャピタルから大きな出資を得た頃にはウィンクルボス兄弟からも、エドゥアルドからも訴訟を起こされることになる。

facebookの起源が、“フェイスマッシュ”や“ハーバードコネクション”だったということには驚かされながらも、なるほどと納得させられる面もあるが、ストーリーとしては、安っぽいアメリカ青春物とベンチャー企業成功物語のエピソードの域を出ていないような。どうも見た後の気分もすっきりしない。
しかし、きょうのテレビニュースでは、ゴールデングローブ賞を受賞したとのこと。やはり話題性だろうか。

同じ実話を元にした映画としては、正月に見た「アンストッパブル」のほうがずっとおもしろかった。映画は見た後すっきりするか、どっしりくるのがいい。
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2011-01-18T01:01:23+0900
与謝野馨氏の入閣に期待 http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000179/ 自民党、たちあがれ日本から離党し、かつて批判していた民主党の内閣に入閣したことについて、変節とか裏切りとかいう批判もあるようだが、そんなことはどうでもよい。

政界屈指の政策通という評判と、歌人与謝野鉄幹・晶子の孫、麻布中学、麻布高校、東大、日本原子力発電入社というエリートぶり。日本原子力発電では、英語の技術文献の翻訳や米国での資金調達や原子力保険といった金融業務に従事。社名を受けて民社党の核拡散防止条約に関する訪欧調査団に原子力の専門家・通訳として同行、スイス、ユーゴスラビア、イギリス、イタリア、ドイツなどを訪問したという。政界入りは自民党の中曽根氏の秘書からだったようだが、最初の政治家との親交は民社党のほうがあつかったようだ。

与謝野氏もすでに72歳。自民党は離党している上に、たちあがれ日本が政権の中枢に参画することは今後なかなか考えにくい。政策通としての手腕をこの日本の財政・年金制度の未曾有の危機から抜け出すために役立てようと考えるならば、当然過ぎる選択だと思う。

与謝野氏の財政・年金改革の戦略の中身は知らないが、管首相が自らの政治生命をかけて入閣させたからには、自らの消費税増税発言とも呼応する最善の財政・年金再建戦略と踏んだからだろう。

また、自民党や他の政党が選挙で勝ったから日本が立ち直れるかというとそうとは思えない。ましてや、民主党と自民党、自民離脱組政党、公明党の大連立というのは、いかにも大政翼賛的で国民の選挙権に基づく意志を無視している。

だとしたら、他の政党の人材であっても、引き抜いて閣僚として起用するという今回の方法は、希少な政治家の人財を有効活用するという意味で非常に合理的だと思う。

とにかく与謝野氏の手腕を期待して見守りたい。
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2011-01-15T01:47:18+0900
今年は「ピーチ・ジャパン」で http://blog.slowsmall.com/blog/entry/00000178/ 昨年は期待していた管内閣に対する失望感などで気分が鬱状態になり、更新をずいぶんさぼってしまいました。
今年はまた気を取り直して頑張りたいと思います。



さて、昨年は生物多様性条約締結国会議(COP10)が名古屋で開催された。カルタヘナ議定書に基づく遺伝子組換え生物(LMO(Living Modified Organism))の国境を越える移動による損害に係る"責任と救済"の国際的ルール「名古屋・クアラルンプール補足議定書」、生物多様性に関する世界目標「愛知ターゲット(2011〜2020年)」、ABS(Access and Benefit Sharing:遺伝資源への"アクセス"及びその利用による"利益の配分")についての「名古屋議定書」の採択など大きな成果があった。一方、気候変動枠組条約のほうはカンクン会議(COP17)を経てもポスト京都議定書の見通しは不透明のままだ。来年2012年には、20年ぶりにふたたびリオデジャネイロで地球サミットが開催される。日本でも市民有志による準備が「地球サミット2012 Japan」http://earthsummit2012.jp/home.htmlなどで進められている。

そこで、日本が地球のためにできることとして大事なことは何かと、私も考えてみたのが「PEACH-Japan」だ。
PEACHは、Peace、Eco、Agriculture、Cool、Hospitalityの頭文字である。

まずPeace。平和は、すべての人間的な行為の基盤であり、戦争は最大の環境破壊であり、人間破壊である。最近は日本の周辺でも国境をめぐる火種が燻ぶりだしている。戦後の日本の発展の原点にある平和憲法、悲惨な被爆体験に基づく反核運動、特異な存在である自衛隊や非核三原則等を再度見直しながら、国際社会の平和、非核化、軍縮、非暴力などに貢献することが最も重要な日本の役割だと考える。

次いでEco。環境と経済の調和である。気候変動、生物多様性の消失などに対する日本の優れた環境技術を活用していくとともに、グリーン経済の仕組みを確立して世界に貢献していきたいものである。

AはAgriculture。当初はAmenityとも考えたが、目先の快適さを追求することは持続的な社会の発展とは矛盾する。むしろ、オイルピークなども踏まえて、食料やバイオエネルギーの供給を担う農業に焦点をあてるべきだと考えた。狭い国土で集約的に育まれてきた高い水準の農業技術、高品質・高付加価値の農産物、そして和食は世界が求める貴重な食文化である。

CはCool。温暖化やヒートアイランドの進む中でもクールは求められるが、ここで意味するのはクールは、クールジャパンカルチャーである。日本のアニメをはじめとしたポップカルチャーに対する世界の注目度は思いのほか高い。ポップカルチャーだけでなく、日本文化のよさを活かして世界に貢献できることを積極的に考え、脱エコノミックアニマルを図りたい。

最後のHはHospitality。「観光立国日本」の推進のためだけでなく、日本の「おもてなしの心」は世界に広げるべき慣習・マナーであり、世界を不信社会から信頼社会に転換するための精神的な拠り所でもある。医療や福祉、教育分野においても日本ならではのホスピタリティを確立し、その技術・システムとともに世界に貢献していきたいところである。

これらPEACHのモデルとして日本が世界に貢献できれば、日本、そして世界が桃源郷に近づくと思うのだが……。]]>
2011-01-14T12:21:03+0900